３月１５日

第　1468 回例会記録　　No．27

平成 18 年 3 月 15 日　
司会：　会田　謙二
編集：　黒田　幸英

会次第

１．ロータリーソング　「我等の生業」
２．会長挨拶
３．幹事報告
４．地区財団委員長委嘱状伝達式
５．委員会報告
６．お客様　　財団学友　堂内直子　さま
　　　　　　　フリースクール「りんごの木」　
特定非営利活動法人　越谷らるご
理事長　　増田良枝　様
７．スマイル報告
８．外部卓話　増田良枝　様

次回例会予告
平成18年4月5日　
外部卓話　　

会長挨拶

10周年・20周年記念誌より引用して、当クラブの主な出来事を創立前から順に話してみたいと思います。

越谷北ロータリークラブ認証状伝達式までの主な出来事

昭和50年11月15日、越谷RC15周年記念実行委員会において、越谷北RCの創立について提案がなされる。

昭和50年11月25日、越谷RC理事会は、15周年記念事業として越谷北RCを創立する為、拡大委員会を創設。

昭和51年1月13日、越谷RCクラブ協議会において、越谷北RC設立について種々討議が行われる。

昭和51年1月27日、越谷RC理事会は、区域限界割譲の件を原案通り可決。

昭和51年1月29日、越谷RCは拡大調査報告書をガバナーに提出。

昭和51年3月12日、RI事務総長より「ロータリークラブ定款第2条の修正案は、国際ロータリー理事会によって承認された」との報告を受ける。

昭和51年4月6日、越谷RCは越谷市商工会会議室において、越谷北RC会員予定者に説明会を開催する。

昭和51年4月27日、越谷RCは越谷北RCへの移籍会員8名の退会届を取りまとめ、創立手続きを終了

【移籍会員は中川隆司・橋本敏章・石川　尚・森　紀二・石川　広・高　鳳永・松崎庄蔵・村田士郎の各会員】

昭和51年5月11日、越谷北RCはパレス会館において創立総会を開催する。

昭和51年5月26日、越谷北RCはRI加盟を承認さる。

昭和52年4月17日、越谷北RCは越谷市立栄進中学校において認証状伝達式を開催する。

☆各年度の主な出来事

１．1976～77年度（昭和51～52年度）

中川隆司会長・橋本敏章幹事

会長提言「気楽に話し合えるロータリー　　地域に密着したロータリー」

親睦、チャーターナイトため夫人部を結成

社奉、チャーターナイト記念事業の一つとして、越谷南RCと共同であけぼの学園へ車椅子を寄贈

【入会者は、青木（清）、石川（一）、市川、小林（政）、高橋、真々田の各会員】

２．1977～78年度（昭和52～53年度）

松永松男会長・森　紀二幹事

会長提言「会員の団結と融和」

社奉、越谷シラコバト賞を制定、一個人、二団体を表彰、市制施行20周年を記念して市内3RC共同で南越谷駅前に「シンボルタワー」を設置ロータリータワーと名づけられた。北越谷桜堤の清掃

【入会者は、宇田川会員】

３．1978～79年度（昭和53～54年度）

橋本敏章会長・小林政一幹事

会長提言「奉仕の機会はどこにでもある。目をそこに向けよう、心をここに注ごう、それはいつでも、どこでも、だれにでも・・・である。」

社奉、地域内3駅前広場の毎月1回清掃実施

国奉、国際親善訪問旅行開始（香港カントRC訪問）青少年交換学生受け入れと送り出しを開始（越谷北高）

【入会者は、今野会員】

４．1979～80年度（昭和54～55年度）

石川　尚会長・高橋正美幹事

会長提言「情熱と勇気と見識を持って」

親睦、吉川RCと合同例会

社奉、ロータリークラブ創立75周年記念チャリティ－ショウを開催、ボーイスカウト第6団テリトリー内に入る

【入会者は、稲垣、本間各会員】

５．1980～81年度（昭和55～56年度）

森　紀二会長・高　鳳永幹事

会長提言「見なおそうロータリーの原点」

昭和56年5月24日、大袋幼稚園において創立5周年記念例会開催

SSA、例会前の食事実施

社奉、視力障害者へ4段式ステッキを寄贈

【入会者は、鈴木（由）会員】

幹事報告

増田英樹

１．越谷東RCより例会場及び、例会開始時間の変更のお知らせ。

２．第2770地区、ガバナー、マルメ･コペンハーゲン国際大会推進委員会より、マルメ･コペンハーゲン国際大会に参加しましょう。3月25日（土）が二次登録最終日との連絡あり。

３．地区ガバナー事務所、新世代部門委員長、ローターアクト委員長より3月13日～3月19日は、世界ローターアクト週間です。3月号の「ロータリーの友」にローターアクトの記事が沢山掲載されておりますので是非、会員の皆さんに読んで頂きたいとのメッセージが届きました。

地区役員の委嘱状伝達式

今年度も地区財団増進の委員を務めています。次年度、7月から財団増進ポリオ委員長という事で委嘱されました。この委員会は寄付金を集める委員会です。第2770地区全てのクラブから寄付金を募る訳ですが、自分のクラブが在っての事です、是非次年度の寄付金のご協力をよろしくお願い致します。

委員会報告

３０周年実行委員会：青木　清委員長

先日の理事会で、越谷北ロータリークラブ創立30周年実行委員会組織構成の中での皆様の役割分担が、決まりました。お配りした組織図によって、ご自身の役割をご確認しておいて下さい。

実行委員会記念誌部：長谷川眞也部長

記念誌の表紙に使用する写真を募集しております。4月中旬までに応募してください。よろしくお願い致します。もう1点申しあげます。

4月12日例会終了後に記念誌の中に掲載する、パスト会長による座談会を開催させて頂きます。併せてよろしくお願い致します。

情報委員会：小林　操委員長

先週親睦委員会からご報告の通り二委員会が合同で開催する、親睦旅行を兼ねた炉辺会合を開催いたします。

炉辺会合のテーマ

「これからのロータリー活動とロータリー活動における奉仕と親睦」

お客様挨拶

財団学友　堂内直子さま

皆様こんにちは、大変ご無沙汰しております。私は去年の3月が2月にお邪魔して以来ご無沙汰していました。今はまだドイツで勉強中でございます。2年前の夏にドイツの北西部の町ミュンスターに音楽療法の勉強をしに財団奨学生として参りました。

本来ならそのプログラムは1年間なのですが、私の大学の過程が3年間掛かる為、現地のロータリークラブで奨学金の延長をして下さりました。私の世話人の方が推薦状を書いて下さりまして第1670地区から奨学金を受けて勉強を続けております。この3月6日に卒業論文を提出し、後は8月に試験が残っているだけです。

ドイツでの勉強は日本の大学の勉強と全く違いまして、実習と理論の平行した学業です。2年間の間に4つの施設（知的障害児の施設・老人ホーム・日本で言うところの養護学校など）で2ヶ月から4ヶ月の期間で実習を行い、試験が通れば資格が貰えるというものです。皆様やロータリークラブのお陰で、本当に貴重な経験をさせて頂いて感謝申しあげます。本当に有難うございました。

外部卓話

不登校の子どもたちを支援して

特定非営利活動法人　越谷らるご
理事長　増田良枝さま

　私どものためにいろいろとご配慮いただきましてありがとうございました。不登校やひきこもりがちな子ども・若者への支援活動についてお話をさせて頂く機会を持てたことは、私どもにとって大きな励みとなりました。また、今回、紙面上で私たちの15年の活動をあらためてご紹介させて頂けることになり感謝申し上げます。

　学校外の子どもの居場所として、1990年6月、千間台西の学習塾をお借りしてスタートした「りんごの木」は、不登校の子どもたちの「安心して通える居場所がほしい」という声に応えた大人たちが週1～2日、ボランティアで運営に関わってきました。

　子どもたちと一緒に活動していくうちに、決して甘えやわがままから学校に行かなくなったのではないことがわかってきました。不登校の理由は、「いじめや無視」「その子の個性を先生が理解してくれない」「先生に暴力をふるわれたクラスメートを見て怖くなった」「暴力やいじめを止められなかった自分を責めひきこもった」など様々でした。そのような子どもたちからのメッセージを受け止め、私たちは、そこから学んでいこうという大人の会「越谷らるご」を1992年に開設しました。

　その後たくさんのボランティアの人々に支えて頂きながら、「りんごの木」と「越谷らるご」は活動を継続、2001年「特定非営利活動法人越谷らるご」のフリースクール事業として、子どもたちが毎日通える場「フリースクールりんごの木（対象6才～20才）」を開設しました。その他生涯学習事業として「社会に出るのがつらい」などひきこもりがちな若者の居場所「ほっとりんご（対象20才以上）」や講演会・学習会の開催、子育てや教育相談、教育行政への提言などの事業を行ってきました。

　現在は、これもまた大勢の方々のお力添えにより、昨年9月、千間台東の広いスペースに移転することができ、子ども・若者・親などへさらなる支援を行っています。非営利の法人は、会費、寄付、助成金などで運営され、まさに「市民力」の結集といえる15年の歳月でした。

しかし、公的な援助がない非営利の組織のスタッフの賃金は、最高でひと月8万円という厳しい状況です。親は税金を納めていても、学校を離れ、フリースクールなど学校外の育ちの場に通う子どもたちに支援はありません。子どもは社会の宝です。どの子にも支援の手が差し伸べられるような社会が実現することを願っていますが、なかなか難しいようです。越谷北ロータリークラブの皆様方には今後ともあたたかい眼差しでご支援くださいますようお願い申し上げます。

「東武よみうり」にも投稿されています

kodomonoibasho.pdf